デグレとは
「デグレ」とは、ずばり「デグレード(degrade)」を略したIT用語のこと。
そもそもdegradeは、「低下する、落ちる」を意味する接頭語の「de」と「等級、階級」を意味する「grade」がくっついた英単語である。
IT業界での「デグレード」は、システム開発におけるプログラム修正やインフラ設定の変更等により、それまで正常に動作していた機能が動かなくなるという、品質低下のトラブル事象を指す。
ちなみに「デグレード(degrade)」は、日本のIT業界でしか通じない特殊な業界用語。
同じ事象のことを、英語では「リグレッション(Regression)」と呼ぶが、日本では「デグレード」で定着してしまった。
デグレの例
- プログラムを修正したことにより、他のプログラムの機能に影響を与えてしまうデグレ
- インフラの設定変更時に発生してしまうデグレ
- ドキュメントの不備により発生してしまうデグレ
などがある
参照
デグレとは何か?人的ミスが引き起こす「品質劣化」のことです。
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「分かりそう」で「分からない」でも「分かった」気になれるIT用語辞典 external_link