ECMAScript

90 年代に JavaScript が登場してから使われ始めた頃、ブラウザによって仕様が違っていた。

もともと JavaScript は Netscape 社のブラウザで使われる言語として誕生したので、他のブラウザは想定されておらず各ブラウザは JavaScript を独自に拡張しており、まったく標準化がされていない言語だった。

これではいろいろ問題があるとして、Netscape 社は国際標準化団体の ECMA に依頼して JavaScript のコア部分を標準化。

これが ECMAScript と呼ばれるものになる。

JavaScript は ECMAscript に準拠した言語。

標準化団体

ECMAScript は Ecma Internationalという団体によって標準化されている仕様。

Ecma International は ECMAScript 以外にもC#やDartなどの標準化作業をしている。

Ecma Internationalの中のTechnical Committee 39(TC39)という技術委員会が中心となって、ECMAScript仕様について議論している。

この技術委員会はMicrosoft、Mozilla、Google、AppleといったブラウザベンダーやECMAScriptに関心のある企業などによって構成されている。

Stage

ECMAScriptの仕様に追加されるには5段階のステージングがあり、Stage 4になったものが仕様に追加される。

Stage
Stage 0Strawperson
Stage 1Proposal
Stage 2Draft
Stage 3Candidate
Stage 4Finished

version

version略称公開日
ES2015ES62011年6月
ES2016ES72016年6月
ES2017ES82017年6月
ES2018ES92018年6月
ES2019ES102019年6月